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DS/W46-024 カード名:言葉にならない気持ち 遥月 カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:3000 ソウル:1 特徴:《風南島》?・《生徒会》? 幸せとか、嬉しいとか、気持ちいいとか、そういうこと全てが 複雑に混ざり合っていっぺんに来る感じ? レアリティ:C illust.CIRCUS
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名言集「プロにならない・なれない」 ~【お題を】ライトノベル作法研究所79【活かせ】(http //love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1247381412/l50)より~ ――ラ研の中にはプロ以上の実力をもっていて、あえて、プロにならない連中も10人近くいるからな。 857 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 15 05 18 ラ研の中にはプロ以上の実力をもっていて、あえて、プロにならない連中も 10人近くいるからな。 そういう奴らは、旧チャットに多いから、プロを目指す奴らは教えを請うといいぞ。 役立つ話や作品の指摘などしてくれる。 ――ラ研のレベルはプロよりも上に思えるがな。 861 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 15 36 30 ラ研のレベルはプロよりも上に思えるがな。 そりゃたしかに、神レベルの作家には勝てないが、年に2冊程度で増刷もないような作家よりは 確実にラ研常連のほうが上のような気がする。 例えるなら。 西尾>>>>>>>>ラ研常連>>底辺プロ>>>>>>>ラ研底辺って感じじゃないかな。 ――常連のやつらがプロになれないのは、自分の理想を曲げないからだと思う。 868 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 16 16 17 866 常連のやつらがプロになれないのは、自分の理想を曲げないからだと思う。 理想を捨てて、読者受けを狙ったり、編集にうける作品を書いたら、受賞は楽勝だと思う。 もしかしたら、彼らは本気でプロになる気なんてないのかもしれない。 プロの世界のレベルの低さや最近の読者のレベルの低さをわかっているから。 ――プロの奴らのレベルの低さを笑いながら、ラ研で生きていくさ。 889 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 18 02 14 今の読者の低レベルにあわせる必要はない。 俺はたしかにプロになれるレベルだと思っているが、あえて世間にあわせて低レベルの小説を書く気はない。 プロの奴らのレベルの低さを笑いながら、ラ研で生きていくさ。 890 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 18 06 36 889 なんかフリーターやってる40代のオジサンみたいだな ――彼らは自分の作品を公開することに満足してしまって、上を目指さない 897 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 18 14 58 そもそもプロとアマチュアを見比べるのは意味がない。 筒井が言うように「小説家は名乗ればなれる」って言ったように、 上手いと言ったもん勝ちなんだよ。 筒井がさらに言ったが「小説の質が低下して、読者の見る目がなくなった。 だからオンライン小説が産まれた。 彼らは自分の作品を公開することに満足してしまって、上を目指さない」と言っている。 まさしく見る目がなくなったラ研ユーザーが、居座ってるのが現状。 ――誰かを批判する前にその人の靴で1マイル歩きなさい 900 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 18 22 20 この流れで「誰かを批判する前にその人の靴で1マイル歩きなさい」という諺を思い出した。 意味はちょっと違うけど、精神的なところでは合ってるかもな。 ――やらないんじゃなくて、出来ないだけってのが分かってない。 905 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 18 25 51 そうだよな。 やらないんじゃなくて、出来ないだけってのが分かってない。 確実に売れる才能があるなら、俺なら買う。 けど、そんな物は何処にもないんだ。 ――稼げない作品なんて、肥やしにもならん。 909 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 18 38 23 907 俺もそう思う。 稼げる作品ってのは、世の中の役にたってる。 稼げない作品なんて、肥やしにもならん。 ――「『努力!友情!勝利!』って内容は大嫌いだ! 寒気がする! 薄っぺらだ! 大嫌いだ!」 914 :名無し物書き@推敲中?:2009/07/23(木) 18 42 52 「誰とも遊ばなかった。友達も作らなかった。とにかくラノベばかり書いていた。 何年も、何年もだ。1990年から2000年くらいの間、ラノベを書く以外、何もやらなかったってことだ。 毎日12時間とか13時間とかだ」 「誰とは言わないけど、作家によっては単調なテンプレ作品をたくさん書いて、それで満足している人間がいる。 どうしてあんな作品が罷り通るんだ! って感じだね。そこからはオリジナリティなんて見えてこない。 見えてくるのは『こんなに面白い作品が書けるんだゼ~』なんていう悲鳴だけ(笑)」 「『努力!友情!勝利!』って内容は大嫌いだ! 寒気がする! 薄っぺらだ! 大嫌いだ!」 ――ラノベ貴族の名言
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アリスを仲魔にする条件 忘れがちなこと アリスを仲魔にする条件 六本木でのイベントを進行させ、ネビロスを2回撃破。クリア後(ピラー入手後)、もう一度六本木へ。 地下1Fのネビロス戦の部屋へ行き、ネビロスを撃破する。(発動条件はあなたのレベルが50以上。選択肢あり) 2Fのマップの魔人出現場所でアリスと遭遇、戦闘。勝利するとイベント発生。合体で作成できるように。アリスを倒した時にネビロスorベリアルがPTに存在すると、合体しないでもそのままアリスが仲間になる。もちろん、COMP容量に空きがなければ仲魔にならない。 詳しくはアリスと戦えない!(未作成)を参照。 忘れがちなこと レベルは足りているか?「あなた」のレベルが50以上ないと、祭壇イベントすら起きない。 二身合体で作るにしても、あなたと悪魔のレベルが足りなければ合体できない。(リリム+ピクシーかつ2体の平均LV35以上で二身合体) アリスを戦って倒しておかないと、二身合体できない。(いわゆる、ボス撃破で解禁される悪魔) COMP容量に空きはあるか?アリスを倒した時にネビロスorベリアルがパーティ内に存在していると、合体しないでもそのままアリスが仲間になる。もちろん、COMP容量に空きがないと仲魔にならない。 脇見の壺を持っているか?アリスと戦うには「脇見の壺を祭壇にもっていく」という必要があるが、まず脇見の壺を持っていないと祭壇に行っても何も起きない。もちろん、レベルもなければいけない。 ベリアル、ネビロスには協力してもしなくても、アリスを合体で作成することは出来る。 乙です。きっと余所のネタなんじゃないかなあ<違いって~ -- (望崎) 2011-05-22 20 26 43 p10216-ipngn100102takakise.saga.ocn.ne.jp よく分かんないんで、何か意図があれば説明ください -- (管理人) 2011-05-22 23 04 49 ロリス、アリスの違いって何かあるのかしら? 東方ネタじゃね? -- (TFP) 2011-05-22 23 18 05 東方ネタは東方Wikiで ネタの押し付けと持ち出しは寒いと思いました… -- (管理人) 2011-05-23 00 14 13 ピクシー・リリムの必要平均レベルは35 -- (黒天) 2011-05-23 01 30 23 ネビロス、ベリアルは「PT内に存在する必要がある」が正。 -- (望崎) 2011-06-06 00 28 49 東 東 ふたばの煽りはふたばでやりましょう 管理人が率先してなにやってんの -- (名無しさん) 2012-05-11 12 37 40 どの辺が煽りなのか良く分からないんだが メガテン以外の内容を入れられるのは正直困るなぁ -- (名無しさん) 2012-07-08 16 27 50 発見ですが「あなたが生きていること」 サマナーですが、あなた死亡状態でネビロス生存で倒した際に アリス仲間フラグが起きませんでした。 当然といえば当然ですが。 -- (774) 2012-12-29 10 22 06 ↑書いた本人ですが、同条件で仲間に入りました。 修正ファイルとかパッチでなんかあったのかもしれませぬ。 とりあえず大丈夫そうなので上記の注意点満たして取得してくだされ。 -- (名無しさん) 2013-03-18 23 00 35 名前 コメント すべてのコメントを見る
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読み:おまえもあまにならないか 分類:ネタ 説明 2021年にTwitterに投稿されたネタ。 元ネタは漫画『鬼滅の刃』の登場人物・猗窩座が煉獄杏寿郎に対して言ったセリフ「お前も鬼にならないか?」。 猗窩座の首をアマカジに挿げ替えただけのコラ画像だが、アマカジの足部分を消しており本当にこういう頭のキャラが喋っているように見える。 作中で煉獄は鬼への勧誘に「ならない」と即答したが、アマカジになれるならなってみたいものである。 画像 関連語句 あたいのあくゆうあまになる アマカジ お前も あま になるあま… 12頭身アマカジ
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為にならないSEED雑学① 為にならないSEED雑学② 為にならないSEED雑学③ 為にならないSEED雑学④
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確かめてみよう 1つ上の記事で、ボクは<世界>で「思い通り」になることなんて何1つないんだよってことを言った。 それはとっても悲観的で絶望的な結論で、にわかには信じられなくて、まだまだみんな疑っていると思う。 いいね。どんどん疑っていこう。 この記事では、本当に本当のところ『思い通りにならない』ってのが本当なのか。 もしも本当だとしたら、ボクらが何気なく暮らしていた日常も、やっぱり『思い通りにならない』ものだったのかを確かめよう。 さあ、みんなで疑おう。 そして確かめようよ。 誰か念動力って使える? 映画とかアニメとか漫画とかで描かれるよね。横文字だと、テレキネシスとか言うんだっけ? 「思う」ことで、コップだとか電柱だとかビルだとか、とにかく色んなものを動かしたり、宙に浮かしたりできちゃう能力のことだ。 凄いよね。 地球上には沢山の人がいるんだから、もしかしたら一定の割合でこういうことが出来ちゃうのかもしれないね。 そして、その出来ちゃう人の中には、この記事を読んでいるアナタが居るかもしれない。 凄い。 もしそうなら是非教えてね。そして見せてよ。驚きたいから! でもきっと、ほとんどの人はそんなことはできないと思う。 だから「思う」ことで、モノを動かすことはできない。 これがまず最初の、『思い通りにならない』事実の確認作業だ。 え? こんなこと当たり前のことだって? そうだね。もちろん、まだまだ確認作業はこれからさ。 でも、ボクらはモノを「思い」で動かすことはできない。 このことは凄く大事な事実で、それを確認するのってとっても大切なことなんだ。 どうしてなのかは、ゆくゆく分かるかもしれない。 ボクらが「思い通り」にしていたと感じてきたもの さあ、ここからがある意味で本番だ。 次はこんなことを確認してみよう。 まずは、相手が人間でも動物でも植物でも何でもいい。 「思い通り」の意思疎通が出来ているかい? 出来てるよって言う人もいると思う。 あるいは、出来てないって言う人もいると思う。 コミュニケーションが苦手だと感じている人は、出来てないって言う割合が多いんだろうね。 得意な人なら、自信をもって出来ているって言うかもしれない。 でもそれにしたって、限定された相手や環境や時期での話じゃないかな? 人生の中で、「思い通り」の意思疎通ができなくて苦しんだ経験がない人はいないだろう。 つまり、これも『思い通りにならない』事実の1つなんだ。 ここまでの2つの例は、こんなの当たり前だよって感じてる人も多いかもしれない。 なぜなら1つ目も2つ目も、どちらもボクら自身じゃなくて外部にあるものを「思い通り」にしようって話なんだもんね。 じゃあ今度は、「思い通り」にしてきたと考えずにはいられない、ボクら自身、 普段「自分」と表現されるものについて検討してみよう。 果たして、ボクらは「自分」を「思い通り」にしているんだろうか。 目で確認できることからやっていこう まずはボクらが常日頃、何の問題もなく動かしていると感じている<肉体>から見ていこう。 うっかり手を滑らしたり、逆上がりがなかなか出来なかったり、空が飛べなかったり、 パッと考えても、『思い通りにならない』事例は挙げることができる。 空が飛べないことも、『思い通りにならない』事例なのかって疑問に思った人もいるだろうけど、 先に挙げたテレキネシスと同じで、「思い」で動かすことができないという意味では、事例にしていいと思う。 外部にあるものじゃなくても、やっぱり『思い通りにならない』という事実を確認することも大事なことだ。 でも、こういった事例じゃなくて、もっと単純なこと。 手を胸の前にでも置いて、そのまま全く微動だにさせないように維持しようと我慢してみよう。 ・・・うん。 絶対に出来ないよね。 どうしてもほんの少し動いてしまう。 これが一番分かりやすく目で確認できる、<肉体>は『思い通りにならない』事例じゃないかな。 さて、次は<心>や<視線>の領域に入ってみよう。 今、何か感情を感じているのなら、それを正確に誰かに伝えようとしてみる。言葉にしようとしてみる。 今、感じている感情を、そのまま維持させようとしてみる。 何か感情を1つ選択して、それを自由に生み出したり、消したりしてみる。 感情だけに限らずに、何か1つ事物を選択して、それだけを認識しようとしてみる。 こういったことができるだろうか? 実際にやってみたらすぐ分かるんだけど、これもできない。難しいじゃなくて、できない。 ということで、ここまでの話をまとめると、 ボクらにとって、見渡す限りのものは『思い通りにならない』ものばかりになるね。 学問の分野だとどうだろう この先は、ちょっと小難しい話になってくるけれど、何とか付いてきてほしい。 ボクなんかよりも、とってもとっても勉強ができる人たちが、こういったことをどう考えているかを示していきたいんだ。 彼ら彼女らもまた、『思い通りにならないなぁ』と感じているんだろうか? こういった話でよく挙げられるのが、 不可能性・不確定性・不完全性・不確実性・不可知性あたりだろうか。 それぞれをさらっと説明した後、この先の記事のことを考えて、不確実性については少し注目しておこう。 それじゃ順番に、不可能性からやっていこう。 これは「アローの不可能性定理」と呼ばれるもので、 集団において、合理的な集合的意思決定が可能な方法(手段)は存在しないというものだ。 まあちょっと小難しいから噛み砕くと、 例えば友達何人かと、複数ある候補から旅行先を決めるとき、1人1票だとか3票だとかを投票できるってことに決めて、 みんなで旅行先を決めたりするよね。 あるいは、国会議員を決める選挙においてだって、ボクらはそれぞれの選挙制度に従って投票する。 こういった集団で何かを決めようとするときに、 全員の意思が「きっちり」と反映されて結果が生み出されるような方法はないよっていうのが、 「アローの不可能性定理」と呼ばれるものだ。 知らない人も多かったかもしれない。だとしたら驚いてるかもね。 特に選挙の話なんかは、民主主義の根幹と呼ばれるものらしいのに、ボクらは不十分な選挙制度を採用するしかないって話になる。 まったく『思い通りにならない』話だよね。 次は、不確定性だね。 これは「ハイゼンベルグの不確定性原理」と呼ばれるものだ。物質的な世界においての『思い通りにならない』話だ。 量子力学というミクロな物理現象を扱う学問で発見されたものだけれど、 言っているのは、あるミクロな物質の「位置が特定されたとき、運動量が特定できない」し、 あるいは逆に、「運動量が特定されたとき、位置が特定できない」って話だ。 この「片方が定まると、片方が定まらない」という部分は、「相補性」とも呼ばれる。 どっちかしか駄目だなんて、困った話だね。 ・・・あ、そうだ。 一応、念のために書いておくけど、この不確定性はいわゆる「観測者効果」。 つまり観測が、その対象に対して影響を与えてしまうから、両方が定まらないっていうことを言いたいんじゃない。 「ハイゼンベルグの不確定性原理」は、「観測者効果」のためにこんなことが起こるんじゃなくて、 ミクロな物質がそもそも持っている性質について語ってるものなんだ。 さてさて次は、不完全性だ。 これもとても有名だね。「ゲーデルの不完全性定理」と呼ばれていて、情報的な世界においての『思い通りにならない』話だ。 この話は、学問としては数学ということになるけれど、影響は数学だけにとどまらない。 ある意味で、この<世界>は情報によって構成されていることを考えると、<世界>を覆い尽くすかもしれない話かもね。 それで、その中身なんだけど、言葉を尽くすと逆に分かりづらくなりそうだから、さらっと行こうと思う。 簡単に言ってしまえば、「完全な世界」は創れないってことだ。 数学だと、世界のことを「系」と呼ぶんだけど、 ある数学分野に、矛盾を一切なくそうとした。矛盾が一切ない「系」を創りたかったんだけど、それが失敗してしまったって話だ。 これもまた『思い通りにならない』話だよねえ。 ただし、完全な「系」がまったく創れないかっていうとそうじゃなくて、 ある前提条件と関係ない分野であれば、それも可能であることが分かってる。 ただ前提条件に引っかかる領域が広すぎて、ほとんどの場合は困っちゃうんだよなあ。 まだまだ行こう。次は、不確実性だ。 不確実性というと、天気予報だとか、地震予知だとか、噴火予想がとても難しいって話が思い浮かぶと思う。 そういうのは、いわゆる「複雑系」と呼ばれるもので、無数の条件が複雑に絡み合って生まれる現象は、 予測や予知をしようとしても、ほんのちょっとだけ条件が変わっただけでも結果が大きく変化してしまうって話だ。 有名な「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」っていうバタフライ効果もこの分野の話だね。 ただ、そういうのも不確実性と表記してもいいんだろうけど、ここでボクが紹介したいのは、 ボクらが様々な思考や思索を練り上げるときに絶対に使っている、帰納や演繹についての不確実性だ。 帰納と演繹を分かりやすく説明しておくと、 「~だから、~である」っていう表現のことだって考えてくれていい。 つまり帰納や演繹についての不確定性っていうは、絶対に「言い切れるもの」はないってことを主張してる。 完璧な根拠、前提で以って「こうだ!」と言えるものはないよって主張してるものなんだ。 ここでは「ミュンヒハウゼンのトリレンマ」というのを紹介しようか。 ちなみに間違えやすいから先に言っておくけど、ミュンヒハウゼンという人が考えたんじゃないから注意してね。 この「ミュンヒハウゼンのトリレンマ」で主張されていることは、こんなこと。 何かを主張するときには、主張の正しさを保証する何か根拠や前提が必要になるよね。 でも、その根拠や前提にもまた、その正しさを保証する根拠や前提が必要になってくる。でもまた、その根拠や前提にも・・・。 というように、延々と根拠を求める試行が進んでしまうって話だ。 簡単に言い換えれば、「なぜ?」という問いかけはどこまでもすることができるってことだ。 この無限試行を止めるためには、どこかで不確実な根拠や前提を置かなくてはならない。 あるいは、元の場所に戻らなくちゃいけないというのが、この話の説明になる。 元の場所に戻るってどういう意味かと言うと、 「この手が右手である根拠は、左手ではないから」、「この手が左手なのは、右手が隣にあるから」みたいな形になってるって意味だ。 こういうのを循環論法とも呼んだりするね。 さて、不確実性についての『思い通りにならない』話は、ここで終わってもいいんだけど、 ちょっとその前に、ボクらが日頃どれだけ知らず知らずのうちに不確実な前提を基に生きているかを確認してみよう。 「自然の斉一性原理」と呼ばれているものがある。 これは、昨日も一昨日も、前月も、前年もそうだったから、明日もきっとそうだろうっていうボクらの思い込みを指摘するものだ。 分かりやすい例だとすると、「明日はあるだろう」とか、「明日も太陽が昇るだろう」ってこと。 現代では計算によって、何十年先の、日の出時刻や日の入時刻までばっちり分かってる。 だけど「ミュンヒハウゼンのトリレンマ」を思い出してくれれば分かると思うけど、それだって何かしらの前提をおいた上で計算したもの。 ということは、こんな当たり前だって思うことでも絶対には言い切れないんだ。 最後は、不可知性だ。 これは「知る」ことについての、『思い通りにならないなあ』という話。 ただこれについての解説は、この記事では割愛しようと思う。 いい加減ずらずらと長くなっちゃってるし、まさしくこの不可知性こそがボクが色々と話したいことのとっても肝なところなんだ。 こんな副菜みたいな形で取り扱うのも勿体無いし、 この辺りを話すときには、紹介したい偉大な方々や、紹介したいネタが多すぎるしね。 まあ、今後作る記事を楽しみにしておいてよ。 やっぱり『思い通りにならない』みたいだなあ・・・あれ、まてよ? ここまで少し長くなっちゃったけど、みんなちゃんと付いてきてるだろうか。 そこまで退屈せずにいてくれるといいんだけど・・・。 さて、最初に確かめたボクらの身近な話。 そして、勉強がとってもできる人たちの小難しい話。 どちらも『思い通りにならない』に溢れていたことが分かってもらえたと思う。 ボクらの希望、意図や意思というのは、ことごとく『思い通りにならない』みたいだね。 でも・・・あれ? 改めて絶望的な気持ちに落ち込んでいる中で、ふとこんなことを思い付く。 もしかしたら、ここまでの長文を読んでいる間に、閃いていた人が居るかもしれないね。 もしもさ、ボクらの希望が『思い通りにならない』だったとしたら、それってどうなるの? 『思い通りにならない』が、ボクらの希望、意図や意思だったとしたら、どうなるんだろうか? もう一度、改めて振り返ろうね。 <世界>のルールは、『思い通りにならない』だって解説していた。 ということは、ボクらの希望が『思い通りにならない』だったら、それが『思い通りにならない』ってこと? それって、どういうこと? どうやって解釈すればいいんだろう? それってもしかして・・・つまり『思い通りになる』ってこと? その通り。でもまだ、そもそもの部分に問題が残ってる。 結論を言ってしまえば、その通りなんだ。 ボクらが『思い通りにならない』ことを希望すれば、それは『思い通りになる』ことになる。 そして実はこれが、<悟り>と呼ばれる境地そのものなんだ。 え? <悟り>ってそんな単純なことなの? って、思ってる人も多いかもしれないね。 うん。そうなんだ。 <悟り>ってこんなに単純なことなんだよ。 こんなに単純なことなのに、こんなに簡単なことなのに、ボクらはそれをとてつもなく複雑にしてしまってる。 だから、ボクらは「ずーっと苦しんでる」んだ。 さあ、ここでさらにみんなに考えてもらおう。 じゃあ、具体的に『思い通りになる』のは何だ? ってこと。 『思い通りになる』ときに、「何が」思い通りになっているのか? っていうこと。 それを考えてもらいたいんだ。 それは、それそのものがそれそのものを動かしていく、ということ。 それは、それそのものがそれそのものを統御する、ということ。 それは、自らが自らの全てを決める、ということ。 それを――それができるものを、ボクらは<自己>と呼ぶんでしょ? そうだよね? だから<悟り>というのは、「<自己>を発見する」と言い換えてもいいんだ。 逆から言うなら、「<自己>を発見する」のが<悟り>だということ。 そしてそれを実現するためには、『思い通りにならない』ことを希望しなくてはならない。 これが<悟り>と<自己>と「思い」の関係だ。 といっても、まだまだみんな、 どうして『思い通りにならない』ことを希望することが「<自己>の発見する」ことになるのか、ピンとこないと思う。 それについては、次の記事で説明していこうと思ってるから、期待しててね。 ここでふと――<世界>で語られているあらゆる宗教、哲学、思想、倫理を眺めてみると、 その最終もしくは最初の到達地点は全て「<自己>を発見する」こと、すなわち、<悟り>が目標であることが分かる。 個々の1つ1つは、後々にまた記事にしていくと思う。そのときはまた付き合ってね。 ・ ・ ・ ここまで、<悟り>という概念が、何となくでも腑に落ちてくれた人が少しでもいれば嬉しい。 ただ「分かった気がする」と言ってくれる人であっても、残されている大きな問題がまだあるんだ。 これまでずっと、何度も何度も「思い」という言葉を使ってきたけれど、 これ・・・なんだい? みんなはここまで記事を読んできて、この「思い」をどんな風に解釈していた? 「心」のことだと思ってた? 「意思」のことだと思ってた? 「意識」のことだと思ってた? 「思考」のことだと思ってた? 「感情」のことだと思ってた? 「情念」のことだと思ってた? 「情緒」のことだと思ってた? 「気持ち」のことだと思ってた? 「主張」のことだと思ってた? 他の単語で解釈していた人も居るだろうね。 でも、そんな人も含めてさ、それって・・・一体なんだい? それは具体的にどこにあって、どんなもので、 その「思い」は何をきっかけに生まれて、何をきっかけに変化したり、消えていくんだい? 例えば「思い」で<肉体>を動かすことはできるけど、<肉体>は決して「思い」そのものじゃない。 それなのに、どうして<肉体>は動くんだい? 原理的には、序盤に出たテレキネシスと同じ条件じゃないか。 と、いうことで、次の記事は「思い」とは何なのかってことに迫っていこうと思う。 そしてそれを説明することで、<悟り>というものを、よりはっきりと理解することをみんなで目指そう。 タイトルは昔どこかで見たような、ベストセラーを躊躇いなくパクっていくことにする。 それじゃまた、ね。
https://w.atwiki.jp/mabinogi-gentei/pages/33.html
現実は決して甘いものではない。 努力だけで趣味と仕事を両立させることのできる人は少ない。 「楽しいことだから続けられる」というのは間違ってはいない。 しかし 「楽しいことだから仕事として成り立つ」とは限らない。 実際、そんなに甘くはないからである。 たとえば絵を描くのを仕事とし、それで代価を得ようとするのなら、 ときには自分の苦手なジャンルにも着手しなくてはならない場合もあるだろう。 しかも締め切りの時間に間に合うように仕上げなくてはならない。 自由気ままに描いていればいいというわけではないのだ。 それができなければ、もうその人に仕事は与えられなくなるかもしれない。 「絵描き」を名乗るのは自由であるが、仕事をしていなければただの絵描きに過ぎない。 安定した収入が得られるという保証はまったくなく、 どんなに絵を上手に描けるといっても、その価値を決めるのは本人ではなくて 依頼主あるいは消費者のほうである。 古今東西「楽な仕事」というものは存在しないのである。 もしそのような仕事があるなら、誰よりも先に私がそれを行っているはずだし、 むろん、倍率が高すぎて誰も就職できない事態に陥っているであろう。 つまり「楽しいことは仕事にならない」くらいの心構えでいることが大切なのである。
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詞:レトルト・キヨ 作曲:露吐 編曲:露吐 歌:結月ゆかり 翻譯:gousaku 毫無益處的歌(*注1) 哎我說 我有件 超級在意的事情(*注2) 全身廣播(*注3) 到底是什麼樣的廣播啊? 這是某兩人一起聊 毫無益處的事情 的廣播哦 不管到什麼時候 都沒有一點用處 兩個人 能不能迎來進步的一天呢 奔馳吧! 這只屬於兩人的談話列車 今天可千萬不能脫軌 好好地帶著來信往前行(*注4) 偶爾也會碰上顛簸搖晃 那時就悠閒自得地慢慢跑吧 輕鬆愉快的時間 盡在毫無益處的廣播 我說啊 我有件 超級在意的事情 全身廣播 啥時候會結束啊?(*注5) 只要 這些沒用的閒聊 還沒到頭 廣播就不會結束哦(*注6) 聊完之後 內容卻完全想不起來(*注7) 至今為止 到底 說了多少無聊的話題呢 前進吧 向著足下實況的奧林匹克(*注8) 自我介紹是先者為勝(*注9) 總做白日夢 人生很傻很天真(*注10) 全無意義的草莓蛋糕問題(*注11) 十拿九穩的反省大獎(*注12) Legend of Beit-leader(打工組長的傳奇)(*注13) 就在毫無益處的廣播 打不開的 「早~呀」開關(*注14) 談話的梗 也全用光了 過場音樂還一直盤旋腦海(*注15) 不管幹什麼 都是很傻很天真 但只要打開郵件 大家便與我們同在 就請各位 在我們背上推一把吧 奔馳吧! 這只屬於兩人的對話列車 放輕鬆來放寬心 不時再叫幾個嘉賓(*注16) 偶爾也會有些磕磕碰碰 那時就不慌不忙地跑向前吧 歡笑不斷的時光 奔馳吧! 大家同坐的談話列車 今天可千萬不能脫軌 好好地帶著來信往前行 偶爾也會碰上顛簸搖晃 那時就悠閒自得地慢慢跑吧 輕鬆愉快的時間 盡在毫無益處的廣播 注1:本曲的標題為「全く身にならないソング」, 是nico遊戲實況主レトルト和キヨ共同主持的網絡廣播——「全く身にならないラジオ(毫無益處的廣播)」的片尾曲。 該廣播一般是兩人聊聊自己的近況或者遊戲實況的一些秘聞,也會談及其他實況主。 閒聊的範圍涵蓋遊戲、動畫、電視劇、兩個人的興趣等等等等。 以上介紹內容來自nico大百科,詳情請點這裡。 廣播的mylist請點這裡。 注2:這句是每次廣播的開場白,基本是以任意一人的「あのさぁ、めっちゃ気になってることがさぁ、あるんだけどさ(我說啊,我有件超級在意的事啊)」來開場,根據情況也會有各種變體。 注3:「全身ラジオ(全身廣播)」,是取了標題全稱「全く身にならないラジオ」的「全」和「身」兩個漢字加上最後的「廣播」來組成的簡稱。順帶一提,全稱與簡稱都是在第三回中定下的。 注4:關於「來信」:由於兩位主持人非常容易跑題,聊著聊著就會不知道跑到哪去。所以每次讀聽眾的來信,都讀不了幾封……比如說剛開始聽眾來信環節的第五回,400封來信中最終讀了13封(其中有10封為同一傳奇人物來信,所以也可以當作只有4封。有關該傳奇人物見注13)之後也是基本上保持著每一回讀3封的頻率。 注5:來源為第七回的嘉賓P_P的開場白。 注6:同樣來自第七回,レトルト對上面問題的回答是「不會結束的哦」。歌詞裡算是把這個回答給補全了。 注7:該廣播的主旨。可見每一回的介紹語: 「本廣播的目標是:被用作工作時的BGM,聽完之後什麼內容都不記得。 整體是私下裡輕鬆閒聊的感覺。基本上最近都會是這個調調。」 注8:原文是「足オリンピック」,來源是第七回的嘉賓P_P。P_P有著「用腳玩超級馬里奧世界」、「用脚玩馬里奧64」、「用脚玩馬里奧3」、「用腳玩I wanna」的實況系列,使用跳舞毯來進行遊戲。腳下功夫十分了得,在面對キヨ認為自己因為踢足球也能用腳來玩遊戲的發言時,P_P在表示這種想法太過天真的同時,還留下了「足マリオっていうスポーツなんだよ(這是名為足下馬里奧的體育運動)」的名言。詳情請聽第七回。 注9:差不多每一回兩人都不會記得在開頭進行自我介紹,後面某個人想起來說完,第二個說的就會處於不利地位。要把自我介紹說得新穎漂亮實在是相當困難…… 注10:來自第九回,聊到關於キヨ喜歡的電視劇「あまちゃん(海女)」時,キヨ被レトルト稱為「人生あまちゃん(人生態度天真不成熟的人,原作的標題裡其實也有這一層雙關的意思)」。後面更由此發散到要是拍成電視劇的話是什麼樣的情節。 注11:來自第三回キヨ的新環節提案——「向レトルト抛出キヨ平日的疑問」。第一個問題是「平時大家都喜歡問,是一開始還是最後吃草莓蛋糕上面的草莓,那兩者皆非的人該怎麼辦?」由於問題和答案都真的是毫無益處,本提案被直接槍斃了。 注12:來自2013年底召開的反省大獎頒獎回,給該年廣播中各種需要反省的難忘事件或者語錄進行頒獎。上述的「人生很傻很天真」與「草莓蛋糕問題」都光榮獲得提名。最終大獎結果請聽反省大賞回。 注13:注4中提到的,第五回的傳奇聽眾,他的投稿名稱就是Beit-leader(打工組長)。不同于一般只有一兩封的聽眾來信,此人來信多達10封,每封信妙語連珠環環相扣,一舉成為傳奇。信件亮點包括篡改主持人姓名、內容牛頭不對馬嘴、重複同個笑點、強調無關緊要的信息等等,此間妙處難以言喻,詳情請聽第五回,大約開始於30分左右。 注14:原文是「こんちゃースイッチ」,是「こんちゃーす(早~呀,為レトルト慣用的實況開場白)」+「スイッチ(開關)」。來源是第一回中,レトルト說一開始實況時還是會覺得害羞,所以會用「こんちゃーす」打招呼作為開關,調整自己的狀態。 注15:原文是「ジングル(Jingle)」,用於統稱廣播等節目中廣告開始或結束時,切換音樂或環節的時候插入的短音樂。這裡指的是第十二回23 41開始的,キヨ即興演唱的一小段魔音。在反省大獎頒獎回中被用於過場音樂,之後便銷聲匿跡。 注16:レトルト与キヨ時不時會邀請關係好的實況主參加廣播。截止至2015年3月16日,參加過的嘉賓有P_P(第七回、第十八回、第三十三回、忘年会)、つわはす(第十三回、忘年会)、牛沢(第二十三回)、ガッチマン(第三十回)。 2015/3/17 修改:注8「(以及其他三部馬里奧)」→「「用脚玩馬里奧64」、「用脚玩馬里奧3」」
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145 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/07/19(木) 00 49 24.72 ID ??? WBの面々は、CCAでも出てきたブライト一家なんかはその設定に準じた扱いで、 Z・ZZで再登場したカイやハヤトやセイラは、職業なんかはその時点のものだけど年齢はアムロと同じだけ加算されてる感じ。 (だからセイラが三十路になって、シャアの方が行き遅れたらどうするとあせったりしている話がよく出てくる) それ以外のWBクルーのリュウとかスレッガーとかは設定はあやふやだけど、アムロからは1stの時と同じような態度で接しているので、 年齢と職業はそれ相応にかさ上げされてる感じ。 例外はF90に出てくるジョブ・ジョンとカツ・レツ・キッカかな。 ジョブは年齢はCCAベースだけど、F90の設定も取り入れて有能な技術者に成長してたりする。 カツ・レツ・キッカは、レツとキッカはほとんど登場しないけど、カツがZ時点の設定でカミーユの後輩役で出てきたりするので、 たぶん二人もZ時点の年齢設定で出てきたと思う。 フラウ「あの子たちがCCAの年齢にならない理由?カツのこともあるけど、キッカが17歳になるじゃない」 アムロ「そうだな」 フラウ「金髪で17才だったらアムロのストライクゾーンど真ん中じゃない?」 アムロ「待て、何で俺のストライクゾーンが17歳金髪と決めつけられた上にキッカを狙うような話になるんだ」 ハヤト「しかし、最近女子高生に熱烈に追っかけられててまんざらでもなさそうじゃないか」 アムロ「いや、むしろ引いてるんだが」 フラウ「ベルトーチカも知り合った時は10台だったみたいだしアリョーナも18ぐらいでしょ」 アムロ「なんでそういうの知ってるんだよ」 ハヤト「だが十分怪しむ理由になるな」 フラウ「もう候補者がたくさんいるから確率的にはないだろうけど、あたし嫌よ?同じ年齢の義理の息子なんて」 ハヤト「俺も嫌だ」 アムロ「こっちも同年代の義父母なんて御免だから安心してくれ…orz」 シャア「カツ君(ジャガイモ顔)に全然似ていない妹と聞いて」 アムロ・フラウ・ハヤト「帰れよ」
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三つの心が一つにならない ◆DNdG5hiFT6 『――エドワード・エルリック、キャロ・ル・ルシエ、――枢木スザク』 その名前が呼ばれた瞬間、名簿片手に放送を聴いていたルルーシュは自分の耳を疑った。 (スザクが……死んだ……?) 脳裏に浮かぶのは、はにかむ様に笑う親友の笑顔。 「何故だ……どうしてお前が死ななければならない……!」 最高の親友。 多少甘いところもあるがいずれは最も大切な妹すら任せようと思っていた男。 幼少の頃の出会い、互いに世界を変えようと誓い合ったこと、そして時を経ての再会。 それらがフラッシュバックし、 そのたびにその身を削られるような悔恨の念が自分を責め立てる。 まるで半身を失ったかのような感覚――ああ、これが“絶望”でなくて何というのだろう。 「そこにいるのは誰だっ!」 だからそんな声がかけられてから初めて ルルーシュは自分が地面にへたり込んでいることに気付いたのであった。 「出て来い! 10秒数える間に出てこなければ撃つ!」 *** 放送を聞き終えた糸色望は大きく息をつく。 とりあえずは自分の知り合いの名前が呼ばれなかったからである。 が、カレンの表情が僅かに曇っていることに気付く。 この状況でそんな表情の意味するところは一つ。 「……お知り合いの名前が呼ばれたのですね」 「はい……」 「こういう場合どういっていいのか分かりませんが……ご愁傷さまです」 「……いえ、いつかは倒さなければいけなかった相手です」 「? それはどういう……」 望が詳しく聞こうとしたその時、近くのトイレの裏から何かが崩れ落ちるような音がした。 「そこにいるのは誰だっ!」 今までとはうって変わった機敏な動作でカレンがディパックから取り出したのは黒い鉄塊――ワルサーP99だ。 「出て来い! 10秒数える間に出てこなければ撃つ!」 硬直する“ゼロ”を尻目にカレンは鋭い視線を物陰に向けたまま銃を構える。 糸色望は絶望した。 背後で物音がしたと思ったらいつの間にかカレンさんが銃を構えているではないですか! しかもどう聞いても物騒なこと極まりない台詞を口にしながら! ハッ、いけませんよこの状況は! 出てきたのが凶悪な殺人鬼⇒カレンさんがやられる⇒私の監督責任 出てきたのが無害な一般人⇒カレンさんが誤射する⇒私の監督責任 どちらにしろ私の監督責任になってしまうではないですか! 教育者の責任問題が取りざたされている昨今、そんな時事問題に巻き込まれたくありません! 「ま、待ってくださいカレンさん!」 「何を悠長な! あそこに隠れているのが この殺し合いに乗った輩だった場合どうするんですか!」 「(監督責任を追及されたくないので)私は貴女を危険な目に遭わせたくはないのです!」 「え……」 カレンさんの体から力が抜けたのをいいことに、後ろに追いやります。 カレンさんの顔が何やら赤いようですが風邪でしょうか。 まぁずぶ濡れですからね。この問題を素早く解決して着替えないといけません。 「……私たちはこの争いには乗っていません。 貴方も乗っていないのであれば姿を現してはいただけないでしょうか。 いえ、姿を現さなくともかまいません。 それならば私たちがここから去るまでの間――そうですね5分ほどでいいので 大人しくしてはいただけないでしょうか」 そして待つこと数秒。 反応がないのでこの場所から離れようかと思い始めたときでした、物影から少年が出てきたのは。 一見普通の少年……ですが彼を見たカレンさんが驚きの表情に変わりました。 「お知り合いで?」 「はい、学校の……クラスメイトです」 「なるほど。カレンさんのご学友の方ですか。 はじめまして。一応今は色々あってゼロと名乗らせていただいてます」 とはいってもルルーシュ君はこちら――というか私を怪しんでいるようです。 まぁ目の前に怪しい仮面とマントの男がいたら不信でしょうしね。 ええ、その気持ちは十分に分かります。 そんな彼と私の間にカレンさんが庇うように立ちはだかります。 「ルルーシュ……これは、その……」 「俺だって馬鹿じゃない。“ゼロ”と親しげに話しているってことは“そういうこと”なんだろう? まさか黒の騎士団に参加していたとは予想外だったがな」 少し苛立たしげに言うルルーシュ君。 しかしまさかカレンさん以外にも“ゼロ”とやらを知っている人物がいらっしゃるとは。 もしかして若者の間では流行っている人物なのでしょうか? 私も教師という職業柄、時事には敏感なほうだと思ったのですがそうでもないようです。 しかしそれにしてもひどい顔色です。こちらも風邪でも引いたのでしょうか。 「大丈夫ですか? その、顔色が優れないようですが」 私の言葉に反応したのはルルーシュ君よりもむしろカレンさんでした。 先ほど以上に沈痛な表情を浮かべ、ルルーシュ君に話しかけます。 「ルルーシュ、その、放送は……」 「ああ、聞いたよ……くそっ! こんなところで死んでいい人間じゃなかったはずだ、あいつは!」 そう言って拳を握り締めるルルーシュ君。 話から察するに先ほど放送で呼ばれた人間とは相当親しかったのでしょう。 「……ルルーシュはこれからどうする予定?」 「……まだ決めていないな。まずはスザクと合流するつもりだったから」 「……なら、私たちといっしょに来ないか。 私たちはこれからゲームを倒す同志を集めて回るつもりだ。それに協力して欲しい」 ――はい? ちょっと待ってください。それは初めて聞いたのですが。 ルルーシュ君も訝しげな目でこっちを見ているじゃありませんか。 「……それはその……ゼロがそう言ったのか?」 「いえ、私は「ああ、ゼロはそう言ってくれた!!」」 いえ、言ってません! 言ってませんよそんなこと! 何なら前回を読み直して頂いても結構です! 「ゼロは言ってくれた。『貴女の目的に力をお貸しすることにしましょう』と。 私の――いや、黒の騎士団は『すべての武器を持たないものの味方』だ。 だからこのゲームに巻き込まれたお前みたいな人々を助けるために私たちは活動しようと思っている!」 ……どうやら彼女の中で最早それは決定事項のようです。 こちらも『貴女の目的に力をお貸しすることにしましょう』と言ったことと 『ゼロを演じきる』と決めたことは事実なので下手に反論出来ないじゃあないですか! ルルーシュ君も何か考え込んでないで異論や反論の一つでも言ってくれればいいのですが…… 「……そうだな、悪くない考えかもしれない。 どちらにしろこのゲーム中で確実に信用できる人間はカレンぐらいしかいないしな。」 って、ちょっと待ってください! 貴方も何故賛成しているのですか! 「それじゃあ……」 「ああ、“何の力もない”学生だが スザクの敵を討つため……このふざけたゲームを潰すために協力させてくれ、ゼロ」 そう言って右手を差し出してくるルルーシュ君。 ああ……ここで今更断れるわけもありません。諦めて大人しく右手を差し出すこととしましょう…… 「はい……よろしくお願いします……」 流されるままに他人を演じることになったと思ったら、いつの間にか勝手に期待される始末。 しかもその期待が偶然の出会いによって2倍に増えてしまいました。 ああっ、期待が、期待が重い! 大体この世の中は期待されるとろくなことがないのです! 『出来る新人』というレッテル 『ここでボケて!』というネタ振り 好きな作品のアニメ化(つ○き○、デ○ンベ○ン……etc) 好きなシリーズの続編(Gダ○ガイオー、スター○ーシャ○3……etc) サッカー日本代表(急にボールが来たので) 嗚呼、絶望した! 過度な期待を背負わせる少年少女たちに絶望した! * * * 一人頭を抱えるゼロの隣でカレンは決意する。 その発端となったのは放送で『枢木スザク』の名が呼ばれたことだった。 放送で名前を呼ばれた枢木スザク。 名誉ブリタニア人にして軍の新型KMFのパイロット。 自分たち黒の騎士団にとっては目下最大の障害の一つであった。 その男が死んだのだ。 ゼロの――黒の騎士団の目的からすれば喜ぶべきことに他ならない。 事実、放送でスザクの名前が呼ばれた瞬間、どこか安心した気持ちがあった。 これでゼロの障害が一つ減った、と。 だが自分にとっては敵でも目の前のルルーシュにとってはそうではない。 何時も何処か飄々としていた彼が人前であそこまで激しい感情を露にしたことがあっただろうか? ――いや、ない。つまりそれだけ大きかったのだ。 ルルーシュ・ランペルージにとって枢木スザクという存在は。 そう、自分にとっての母やゼロのように。 そう考えると心のどこかとはいえ喜んだ自分がひどく醜く感じてしまった。 だから決意する。この闘いに巻き込まれた力なき人々を私が守ろう。 そして出来うる限り行動を共にして、ルルーシュを守ろう。 彼をあの平和な学園生活に返すことがせめてもの罪滅ぼしになると信じて。 * * * ルルーシュは思考する。 落ち着け。冷静になれルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。 期せずして偽ゼロと合流してしまったが 考えようによってはこれで堂々と常時監視下におけるということでもあるのだ。 状況は悪いと言わざるを得ないがまだ最悪ではない。 あの時、出て行かずに二人が離れるのを待ち、別行動を取るという手はあった。 だが多少のリスクを犯してでも“ゼロの衣装”を手に入れておきたい理由がある。 漆黒の仮面にマントといったゼロの出で立ちは初めて見た者に強い猜疑心を抱かせる。 だが最初の猜疑心が大きければ大きいほど自身の指揮が成功したときの信頼も強まる。 それは黒の騎士団で実証済みだ。 また、反主催のシンボルとしても有効に働いてくれるに違いない。 だが不安要素も勿論ある。 最も大きいのが目の前の“偽ゼロ”だ。 実際に会話を交わしても目の前のゼロを名乗る男の真意は読めない。 とりあえずスタンスは反主催のようだが、仮面の裏側で何を考えているか分かったものではない。 その証拠に仮面の下からでも俺の目を決して見ようとはしなかった。 ギアスのことを知っているとは思えないが、予想以上に用心深い相手ではあるようだ。 そしてもう一つの不安要素が“時間”である。 もし仮にこれから先、このまま誰か他人に出会ってしまえば その他人にとっては『ゼロ』=『袴にマント姿のあの男』と認識されるのである。 その後、自分がマントと仮面を奪い返し、ゼロを名乗ったとしても 不信の目で見られるのが関の山だ。 ゼロに心酔しているカレンならばともかく他の人間ではそううまくはいくまい。 つまりそれはこれから先、何としても他人に会うまでに偽ゼロの正体を暴き、 ――場合によってはギアスを用いてでも――その真意を問いただし、 ゼロの衣装を奪い返すことが最優先事項ということだ。 だがここで人気のない方向へ誘導するのは明らかに不自然だ。 まずは二人の要求を聞き出し、それをかなえた後、すかさず適当な理由をでっちあげ人気のない方向 ――ここからすれば南の方角にある森だろうか――に誘導し、行動に移す。現状ではこれがベストな選択だろう。 「……ところで、二人はこれからの具体的な行動案は?」 「特には決めていないのですが。まぁこの服を乾かさないと。 ええ、二人が別々のところに衣服が干せるぐらいの場所がベストですね」 仮面の下をカレンには見せたくないと言うことか。 フン、予想以上に用心深い男だ。やはり油断は出来ない。 だがそれならばここからでもいくつか民家が見える。 適当なところに侵入し、着替えさせればいいだろう。その後、適当な理由をつけて南下すれば良いだけだ。 ――スザク、お前さえいればゼロの衣装など見切りをつけて行動を共にしたのにな。 だがスザクは死んだ。それは何故か。 誰か弱者を庇って死んだか、それとも誰かに騙され後ろからやられたか。 どちらにしろここで出会った“誰かのために”戦って死んだのだろう。 甘い――だがそれでも、 (でも俺はお前のそんなところに憧れていたし、好きだったんだ) 自分たちに負けず劣らずの生い立ちでありながら真直ぐに育った彼がまぶしかった。 『ブリタニアを内部から変えていく』などという自分以上の夢物語を大真面目に話す彼が腹立たしくもどこかで好ましかった。 だがスザクはもういない。このふざけたゲームに連れて来られたばかりに。 故にこんな馬鹿げたゲームを主催するロージェノムには相応の報いを受けさせねばなるまい。 俺はこの殺し合いを破壊し、ナナリーの元へ戻ってみせる! (見守っていてくれスザク。お前の仇は俺が討ってみせる……!) *** その決意は苛烈にして強靭。 ルルーシュ・ランペルージの主催者打倒の決意は親友の死に発端を発する怒りによってより一層強まったと言えるだろう。 だが、かつてあるガンダムファイターは言った。 怒りは人間から冷静な心を奪い去り、敵に多くのスキを与えてしまう事になるのだと。 その証拠が一つある。 この時点でルルーシュは“早くゼロの衣装を取り戻す”ということに拘るあまり、 『すでに民家に誰かがいる可能性』と『この時点で学校のほうから誰かが向かってくる可能性』を考慮していないのである。 静かな“怒り”に囚われたルルーシュ。 このことがどのような意味を持つのか、この時点ではまだ、誰も知りようがない。 【G-5/河川敷-川のほとり/一日目-朝】 【糸色望@さよなら絶望先生】 [状態]:絶望(デフォルト)、ずぶ濡れ [装備]:ゼロの仮面とマント [道具]:デイパック、支給品一式、不明支給品(0~2個) [思考]:1、カレンがあまりに不憫なので、ゼロとして支えながら正しい絶望へ導く 2、服を乾かしたい 【カレン・シュタットフェルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:ずぶ濡れ [装備]:なし [道具]:デイパック、支給品一式、ワルサーP99(残弾16/16)@カウボーイビバップ、不明支給品(0~2個) [思考]:1、ゼロを守る 2、ルルーシュも守る(ただしゼロが最優先) 3、服を乾かしたい 4、その後、仲間を集め、このゲームの主催者に立ち向かう [備考]:スザクがランスロットの搭乗者であることを知っている時期(17話以降)からの参戦です。 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:精神的疲労(大)、頭部及び手先・足首に痒み [装備]:なし [道具]:デイパック、支給品一式、メロン×11 [思考]1:人に出会う前に“ゼロ”の衣装を奪い返す 2:このゲームをぶっ壊すための駒と情報を集める [備考]:参戦時期は第13話以前。スザクがランスロットの搭乗者であること、マオの存在を知りません 偽ゼロ(糸色望)を警戒しています。 時系列順で読む Back 何が彼女を壊したか? Next オトメのS・O・S 投下順で読む Back 何が彼女を壊したか? Next オトメのS・O・S 060 その名は絶望 糸色望 125 ミー君怒りの鉄拳 060 その名は絶望 カレン・シュタットフェルト 125 ミー君怒りの鉄拳 060 その名は絶望 ルルーシュ・ランペルージ 125 ミー君怒りの鉄拳